南崎海面海面砲台の入口は小富士山頂から海岸へ降りる途中、階段を曲がったところから斜面を降りると見つかる。高さ2mに満たない通路を進んでいくと先は二手に分かれている。


まずは左手の通路を進む。間もなく円形の部屋に入る。砲架からは外れているものの、15センチ砲が残されている。


続いて右側の通路へ入り、奥の部屋に入る。先ほどと同様の円い部屋であり、砲架から外れた15センチ砲が残っている。2門の砲の間隔は約15mとなっている。


入口へ戻る途中、通路の片側に奥行き数メートルの凹みが残っていた。物資置場なのか、緊急時の待避壕なのかは不明である。また、入口近くには細い側道が残っている。この先は隠蔽された弾着観測所に通じている。


<注意>
車両が入れるところから南崎までは森の中を1時間以上歩くことになります。また、洞窟陣地の保存状態は比較的良好ですが、一部崩れかかっているところがありますし、天井が低くなっている箇所もありますので、探索の際には十分注意して、準備も怠らないようにしてください。