「バロン西への投降勧告」考

 「オリンピックの英雄バロン西、君を失うことは惜しい。こちらに来なさい。我々は君を手厚く取り扱う。」
 硫黄島戦の末期、米軍が拡声器でこのように呼びかけたと書く戦記は少なからず存在する。だが、作者はこのエピソードを創作であると考える。そしてこの話 を「美談」として扱うことにも問題があると考えている。それについての考察を記したのが第1章であり、その後、第1章への反響を受けて書いたものを第2、 3章として記すことにする。

「バロン西への投降 勧告」考 第1章 〜 その真偽と美談扱いについて 〜

「バロン西への投降勧告」考
 第 2章 〜 サイ=バートレットによる「呼びかけ」について 〜

「バロン西への投降勧告」考 第3章
 〜 その物語の変遷について 〜


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